産後の抜け毛について

赤ちゃんを出産して生活リズムに慣れてきたころ、髪の毛を洗う時や乾かす時にたくさん髪の毛が抜けてしまい、戸惑った経験はありませんか?
 産後の抜け毛は、一時的なものでおよそ7割の方が経験しています。
しかし、一時的なものとは言え、髪の毛が薄くなると老け顔や元気のない印象、髪の毛が薄いことでおしゃれができないと感じてしまうママも多いと思います。
 産後に髪の毛が抜ける現象は、ママの体が妊娠前の体に戻ろうとしている証拠であり、その時に起こるホルモンバランスの乱れが原因で引き起こしています。
抜け毛を放っておいてもストレスが溜まってしまうため、少しでも早く回復するためにまず自分でできる抜け毛対策をしていきましょう。

抜け毛の対策に大切なことは

産後の抜け毛対策に重要なことはこちらです。

  • 規則正しい生活リズムを整える
  • 質の良い睡眠を多くとる
  • ストレスを溜めない
  • 食事にこだわり、ホルモンバランスを整える
  • 無理なダイエットはしない

この5つは大切で日頃から気を付けましょう。
では、具体的に内側・外側から抜け毛対策をするにはどのようなものがいいか説明します。

内側からの抜け毛対策

気軽に誰でも内側から抜け毛の対策ができるのは「食生活の改善」です。
赤ちゃんは朝晩とまだ区別できないため、夜に目が冴えてしまい寝ないことや夜泣きもあり、お世話をしながら規則正しい生活は厳しいものです。
しかし、授乳中の母乳による栄養不足も髪の毛に影響を与えてしまうため、しっかりと3食バランスの良い食事を摂ることが大切です。

食生活で必要な栄養素は?

健康的に過ごすための必要な栄養素としてカルシウム、たんぱく質、ビタミンB群、オメガ3脂肪酸、ミネラルと5つがあり、これらを積極的に摂取して内側から対策しましょう。
それでは、5つの栄養素をひとつひとつ説明していきます。

カルシウム

 牛乳、小魚、チーズに含まれるカルシウムは髪にツヤとコシを与えます。
カルシウムは産後特に不足なりがちですので、骨や歯のためにも積極的に摂取するようにしましょう。

たんぱく質

大豆、肉、卵に多く含まれるたんぱく質は髪の原料になります。
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをしてくれるため髪の毛の成長を促します。
必要摂取量は40mgから50mgとされており、納豆1パックを朝食で食べることや、みそ汁に豆腐を入れると気軽に摂取できます。

ビタミB群

 

豚肉、レバー、まぐろやカツオなどの魚に多く含まれています。
頭皮の環境を整え、たんぱく質と一緒になることで髪を作り出す役割があり、代謝を促す作用もあるため、髪が生えやすくなります。
また、水に溶けやすい性質で煮物よりも焼くかそのまま食べる方がより多く栄養を摂取できます。

オメガ3脂肪酸

 

ナッツ類、さんまなど青魚に含まれています。
髪の毛のパサつきを防ぎ、潤いを与えてくれる作用があります。

ミネラル(亜鉛、鉄)

 

昔からわかめやひじきは髪に良いと言われていますが、これらはミネラルが豊富に含まれています。
また、貝類は亜鉛、ほうれん草やレバーには鉄分が多く含まれているため健康的な髪を育てる役割があります。
このように紹介した食材以外にも髪に良い食材は色々あります。
「ビタミンのみ」や「たんぱく質のみ」といった偏食をするのではなく、多くの栄養素を摂取する事が大事です。
バランスよく複数の食材と組み合わせて適量に取り入れることを意識しましょう。

外側からの抜け毛対策

 内側からの抜け毛対策も大切ですが、外側からの抜け毛対策も同時に取り入れましょう。外側からの対策といっても何をすればいいのと思う方も多いと思いますので、具体的に紹介してきます。

頭皮に刺激を与えない

 

産後は頭皮がとてもデリケートな状態のため、刺激を与えないようにしましょう。
また、皮脂を守るために低刺激のシャンプーを使用することや頭皮の汚れをしっかりと落とし、必要な皮脂で頭皮を守ることが大切です。
パーマやカラーは、薬液が頭皮に刺激が強く育毛にはよくないため、落ち着いてから髪型を変えることをおすすめします。

頭皮に栄養を与える

 

頭皮にダイレクトに栄養補給できる育毛剤がおすすめです。
 頭皮が敏感になっているため、低刺激で授乳中でも安心して使える「無添加」「自然素材」成分のものを使用しましょう。

骨盤を整える

産後太りのカギを握る骨盤ですが、実は抜け毛にも影響しています。
出産で大きく開いた骨盤がゆがんだままだと、「エストロゲン」と言って女性が妊娠出産するためになくてはならない女性ホルモンを分泌する卵巣への血流が悪くなります。
エストロゲンの分泌がさらに減ってしまう原因になるので、骨盤ベルトを活用して正しい位置に戻しましょう。
このように外側からもケアをすることで抜け毛は改善されます。

ストレスを溜めない

 

慣れない赤ちゃんのお世話はひとりでは大変で、ママは24時間ゆっくり休む暇がありません。
慣れない子育てや睡眠不足で孤独感や疲れやすくなっています。
また、ホルモンが分泌する時間(PM10時からAM2時)にぐっすり眠れないことでママの体も知らぬ間にストレスをため込んでいる可能性があります。
子育てはママがするものと思わずに休日は子供を見てもらうことや周りの家族に協力してもらいましょう

まとめ

 

産後の抜け毛は多くのママが経験する自然現象です。
ホルモンバランスを整えることで戻りますので、あまり不安にならずリラックスして過ごしましょう。
また、抜け毛対策を紹介しましたがすぐに効果が出るということではなく、数か月かけて髪の毛のサイクルによって徐々に改善してきますので、焦らず長い目でゆっくりと気長に対策していきましょう。
また、産後の抜け毛は市販以外のシャンプーで改善できますのでご検討ください。